稲のルーツ
稲のルーツ
毎日おいしく食べている「ごはん」は、いつごろからあったのでしょう?
アジアの栽培稲の起源地
インド北東諸州を西端、ラオス西部を東端とし、中国雲南省西南部より南部の地域に絞られています。日本の稲の起源
定説はなく、古来より様々なルートで、いろいろな品種が繰り返し、日本に伝来したと考えられます。
朝鮮半島ルート | 中国の古い遺跡からジャポニカ型の米が出土しているので、中国北部のものが朝鮮を経て伝わったという、北方説。 |
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長江・ 東シナ海ルート | 江南地方(長江下流)の南方民族が、北九州へ移住して伝えたという説。 |
中国南部・台湾・ 沖縄ルート | 華南から台湾、琉球経由の南方説。 |

伝来の時期
日本に稲が伝わったのは、弥生時代の始まる紀元前3世紀頃といわれてきました。しかし、最近の研究では、縄文時代後期末に稲が作られていたことが発見されています。
1992年に紀元前1000年の縄文時代後期末のものと判定される
稲籾(ジャポニカ)の圧痕がついた土器片が岡山県、南溝手遺跡から出土。
青森県でも3000年前の稲発見。