結果、怪我をしたことで自分の弱点を知ることができたのは大きかった
-プロスポーツ選手として日ごろから食に関して気を付けていることはありますか?
ぼくは正直、そこまで気にしていなかったタイプで、年齢を重ねるごとに好きなものばっかり食べててはダメだと気にするようになりました。
一度、炭水化物を抜くってのをやったら、逆にエネルギーが全然出なくなって、ご飯とか少なくしていったら力が出ないなってのも感じて、失敗だったって体験はあります。
プロに入って1年目2年目のころは仕事もして練習もしての生活に慣れるのが大変で食べる時間も食べる物も全く考えられてなかったです。
直接的な原因かはわからないんですけど試合中に骨を折ってしまって、やっぱり食生活大事だなって、そこから自炊もやり始めてバランスを考えた食事をするようになりました。
-食の面以外で体づくりで気にしていることは?
去年の怪我から、怪我をしない体づくりが大事だと感じたので、今のシーズンオフ期間に怪我した部位に筋肉をつけることをメインでやってます。
怪我によって改めて
自分の体の弱点を知ることができたのは大きかったと思います。
めちゃめちゃ体づくりを気にしているわけではないですが、
自分の弱い部分は補わなければならないっていうのは感じていて、
そういった意味も含めて体のトレーニングは欠かさずやらないといけないというのは
感じていますね。
ぼくは睡眠が大事ですね。
(寝不足だと)疲労回復しない感じ?
はい、ずっと眠くなっちゃう。試合中も眠くなっちゃう。個人的に眠るのが好きなので。
1日どのくらい寝るの?
8時間くらいは寝たいですね。昼寝も含めてで。
でも今は昼寝の時間もないので夜早く寝たりってのはしてます。
-リーグ前の今(24年7月現在)はトレーニング期間?
7月から新シーズンは始まっているけど、エクセレンスは7月22日から全体練習スタートで、今は個人の自主トレ期間中です。
自主トレってバスケ選手は何されるんですか?
シューティング練習したり、それこそ体づくりしたり、本当に個人差あるのでやる人もやらない人もいるね。
西山選手は(西山選手自身が言っていた)弱い部分をオフシーズンに強化するんですか?
そうですね。しっかりオフシーズンから体をつくって新シーズンに挑みたいなってのが あって、6月頭くらいからしっかりトレーニングをやってるんですけど、初めて、それくらい前から体づくりをやってみてるんです。今まではオフシーズンはしっかり休んじゃうタイプだったので、この過ごし方で良い結果が出れば来シーズンもしっかり6月くらいからやりたいですね。
好きって気持ちと熱があるうちは…
―ここからは長く第一線で活躍するベテラン西山選手に池田選手が聞きたかったことをぶつけます
今回ぼくから対談の相手に西山選手を指名させていただいたんですけど、その理由は「年齢を重ねても第一線で長くプレーできる理由」を聞きたかったんです。
ぼくを指名してくれたんですか?
そうです!
体と相談しながらにはなりますが、個人的には40歳くらいまでやりたいっていうのもあって(2024年9月:36歳)。でも年々年齢を重ねると怪我が多くなってきたりはして、昨シーズンは特に怪我が多くてシーズンの半分ちょっとしか試合に出られなかったんです。けど、長くやるにはやっぱり体が一番大事だなってのは感じてはいます。なので毎シーズンごとオフシーズンに体と向き合ってはいるんですけど、それでも怪我はしちゃって、怪我をしても続けてこれてる理由はずっとバスケが好きだからであって、好きな気持ちだったり、熱が冷めない限り続けたいと思ってます。長く続けるためには体も気にしなきゃいけないんですけど、
バスケが好きだって気持ちだったり、熱を常に持っていないと続けられないと思うので、そこは大事にしています。
―今年27歳の池田選手、引退を考える選手も多い30歳を前にして考えていることとは
27歳だと、アイスホッケーの選手の中では年齢的には中間くらいですか?
そうなんですよ、中堅です。だいたい30歳くらいなんです、ホッケーの選手寿命は。そっから先30歳超えてる選手はあんまりいないですし、いてもレジェンドって呼ばれる選手が多いです。ホッケーはスピードが命なので、もし40歳でも選手としてやれてたとしてもスピードがないと、遅いし全然上手いと思えないような選手になっちゃうので。
じゃあ、なかなか厳しいですね、40歳までやるっていうのは。30歳台が引退のラインって考えたら、あと3年ってのは意識してるんですか?
意識してますね。どっかでやっぱり一区切りつけなくちゃいけないので。仕事もしてるので(ホッケー選手を)辞めてサラリーマンに専念するのか、30歳を超えても両方やるのかでその先(キャリア)が違うと思うので、30歳くらいで一旦どっちに進むか決めようと思ってます。ただやっぱり好きなんで、ホッケーが、、、それは、やっぱり続けた方がいいってことですよね・・?
それはやっぱ、熱があるうちはやってた方がいいと思いますよ。
そうですよね。そう、ですよね・・・。うん、、!背中、”推して”もらえました!
―試合中、魅了するプレーをしてくれる西山選手と池田選手、試合中に考えていることとは
ぼく、バスケのポジション全然わからないんですけど、西山選手のポジションはどこですか?
スラムダンク見たことありますか?
ないです。
(スタッフ:ザワザワ…(動揺))
(スラムダンクで話すのを諦めて)ぼくはバスケでいうと一番身長が低いので、PG(ポイントガード)っていうポジションです。ゲームをコントロールするポジション。
司令塔ですか!?
そういうポジションですね。
ゲームメーカーじゃないですか、そこって!ぼくも自分でガンガンやるよりはゲームを組み立てたい派なんですけど、ゲームメイクする時にどこか注目しているとか意識していることありますか?
コートに出てる5人のメンバーの内、自分を除いた4人(のメンバー)がどういうプレーをさせたらプレーしやすいかなっていうのはまず考えていて、自分がやるっていうよりも一緒に出ている4人のメンバーがどういうプレーをしたら活きるかってのを考えて組み立ててます。それでも自分が攻めたいときもあるし、そういう時は思い切ってやっちゃうし。やっぱりゲームの流れを考えながら、(チームメンバーを見て)こいつはめっちゃ点とりたいし、シュート打ちたいからいっぱいパス出そうとか、そういうことは考えながらやってます。
―お互いの試合を観たことがない、バスケットボールとアイスホッケーについて興味津々です
バスケ選手はどこの部位の怪我が多いですか?
膝や足首の怪我は多いですね。ぼくは1年で4回、肉離れしちゃって。
アイスホッケー選手は、顔の怪我が多いですね。スティックやパックが当たっちゃうと切れちゃうので、傷口がパカッとなってるのを縫ってそのまま試合に出るとか結構ありますね。
めちゃめちゃハードですねぶつかるのが当たり前だもんね?それがファールとかにならないもんね?
そうですね、ルール的にOKですね。なので歯とかも折れちゃいますし筋肉系の怪我より外傷の方が多いですね、ホッケーは。
―体がぶつかる接触プレーがあるバスケットボールとアイスホッケー
前に「(体が小さくても)体重増やした方が当たり負けしない」って言われて今は69㎏だけど一時75㎏まで増やしてやってみたことがあったんですけど、動きづらかったり、腰への負担を感じたりしてやっぱり自分の適正体重が良いのかなと感じました。
ぼくも体重を増やせばいいと思っていた時期があって、1シーズン終わるとだいたい10㎏くらい体重が落ちるんです。80㎏で始まったら70㎏でシーズンを終えていたり。だから最初に増やしておかないといけないと思っていたんですけど、そうなるとリーグの最初が動くのがきつくなっちゃうんですよね。なので1シーズン通して75㎏くらいでいけるようにしたいっていうのを今は考えてます。
シーズン通して体重が下がらない人はいない?体重キープしてる人とかは?
みんな結構、下がっちゃいますね
バスケ選手は落ちる選手もいるけど、3~4㎏くらい。10㎏とかはなかなか落ちないな。
―アイスホッケーとバスケのリーグ期間は?お互いの試合を観に行ってみたいが・・・
アイスホッケーのシーズンは?
9月~3月です
本当に丸かぶりだ・・・9月だったらワンチャン観に行けるかも…EXメンバーみんなで行きたいな~
試合ってどこでやってるんですか?
新横浜のKOSE’新横浜アイスアリーナです。駅から5分くらいです。横浜アリーナの反対側で、結構大きい建物だけど知らない方が多いんですよね「あれ、スケートのリンクだったんだ~」とか
横浜は、熱い感じ。そんな横浜の人柄がいい
―横浜で応援してくれているファンの方々の熱い気持ちと声、届いてますよ!横浜でのアスリート生活の魅力
ぼくは地元が横浜なので、その横浜でプレーができるのが有難いし、嬉しい。場所も観光スポットということもあって良い土地柄だと思うし、たくさんの方に観に来てもらえる場所ではあると思う。でも大きい都市ゆえに有名じゃないとなかなか知ってもらえず、チームとしても知名度を高めていかないといけないと思います。でも
熱い感じ、横浜の人柄がいいですよね。色々なスポーツも有名で、野球、サッカー、アイスホッケーもあって。
横浜市がスポーツに力を入れているので観に来てくれるファンの方も熱狂的な人が多いですし、グリッツとしては勝ち星を積み重ねられないシーズンもあったんですけど、それでも応援してくれてる人も多くて、こうやって他のスポーツの選手とも関わる機会も多くて、良い刺激を貰える環境にあるなと思います。
≪横浜GRITS池田涼希選手がつくった、バニクカレー≫
やっぱり食生活大事だなと思って、それがすごい頭にあって・・・
―アスリート開発商品の「バニクカレー」誕生秘話は、For Me からのFor Youだった!?
横浜GRITSがデュアルキャリアで、サラリーマンと選手の両立をするってチームなので、選手個人個人違う企業に勤めながらアイスホッケー選手をやっているんです。ぼくが勤めている企業(アクサトレーディング㈱)が食肉の貿易商社で、メインは海外からコンテナでお肉を買って国内で販売したり和牛を海外に輸出するような会社で、そこで最初はデスクワークをやってたんですけど、去年の4月くらいからお肉を使って自社製品をつくろうってなって、アスリートもいるし、肉屋だしってことでアスリートの知識とか経験とかを活かして商品開発してみてと言われて、第一弾で考えたのがこのバニクカレーだったんです。プロと社会人1.2年目のとき、午前中は練習をやって、午後仕事して、それで夜10時くらいまで仕事ってときもあって、だからそこから帰ってきてもスーパーとかやってないんですよ。それで自炊するってのがちょっときつくて、コンビニ弁当とか食べてたんですよ。そしたら試合中に骨を折る怪我をしちゃったから、
やっぱり食生活大事だなと思って、それがすごい頭にあって。やっぱりいろんな忙しい方でもすぐに栄養価の高いものをレンジでチンしてすぐ食べられるようなものを作りたいなと思いました。そういう思いを込めてこの商品を開発したっていうのがあります。
馬肉にこだわった理由ってあるの?
馬肉は正直、最初全然考えてなかったんです。鶏でもよかったし、高たんぱくなものでつくろうっていうのは考えにあって、一番は鶏胸肉だったんですけど、でもやっぱりそれだと面白味がないなとも思いました。そこで馬肉どうかな?って考えて、馬肉のこと調べてたら結構、疲労回復とかスポーツ選手にいい栄養素がすごい入ってるんですよ、馬肉には。高たんぱく、低カロリー、低脂質プラスして体内では作られないアミノ酸、BCAAなどが入っていたりするので。それで馬肉にしたんです。
いいですね、本当にアスリート向けですね
―ちなみに、横浜EXの選手にバニクカレーをオススメするならどの選手ですか?
誰ですかね笑 本当に選手全員に勧めたいですね。これだけたんぱく質も入っていて、たんぱく質って大事だと思うので。みんなに勧めて食べさせたいですね!本当に美味しいですし。
楽天市場で販売中!
2024-2025シーズンの意気込み!
去年本当に怪我が多くて試合に出られなかったので、食の部分でも体の部分でもしっかりコンディションを整えて、今シーズンは1年間通して活躍できるように頑張ります!
横浜GRITSとしても5シーズン目を迎えて、前の4シーズンはあんまりいい結果を残せてなかったのでひとつでも多く勝ちを積み上げられるように!個人的にもタイトルを取りたいので、バニクカレーを食べてシーズン中に体重を維持できるようにコンディションを整えて頑張りたいと思います!
(*^-^*)و 皆さんの声が力になる!応援よろしくお願いします!!